水があふれた!そんな時は青龍さん
とある漢方勉強会にて。
テーマは、これからの季節に多くなる花粉症に合わせ、鼻水や咳に対して効果が期待できる、代表的な4種類の漢方薬についての講義でした。
小青龍湯、ご存じの方も多いと思います。
他に、麻黄附子細辛湯、葛根湯加川きゅう辛夷、荊芥連翹湯。
※漢方薬は慢性病に長期服用、よね。と思われがちみたいですが、体質、証に合うものを、適切な時期に飲めば、即効性のあるものも多いです。
上記の漢方薬は、検索していただいたら、色々なサイトで紹介されていますので、詳細はそちらをご覧いただくとして(笑)
小青龍湯の「青龍」=東の守護神、という豆知識のお話しが出ていたのですが、
東西南北にはそれぞれ守り神の「四神」がおり、四神と言えば、そして奈良と言えば!
そう高松塚古墳、キトラ古墳などの壁画です(^^)p
東の青龍
西の白虎
南の朱雀
北の玄武
東の小青竜湯、西の白虎湯と来て、北の玄武湯=真武湯も…有る。
朱雀湯は『漢方方剤ハンドブック』には載っていないけれど、有りそう。などと、つらつらと思いを馳せておりました。
小青龍湯は、冷えている体表を温めて汗を出し、体内にあふれている水も温めて尿として出し…と
内と外で冷え、水ハケが悪くなった事で、生じている症状(水ッパナや咳など)を治めるお薬です。
中華圏では、権力者のシンボルであり、China系のイメージキャラである龍ですが、暴れられてしまうと大雨や洪水を起こすこともある“龍”。
治水・灌漑工事は、何千年も前の中国では、非常に重要な国家事業の一つであったようで、治水に成功したヒトが英雄!龍を制するヒトがいっちゃんエライ人=皇帝ということだったのねぇ。
などと、とつらつら思いを馳せておりました。
いやいや、妄想にふけってはおりません、ちゃんとフムフムとお話を聞いておりました。
旧blog・2015/02/28 より