米朝さんが好きでした
扁桃腺が腫れやすく、小学生の頃は風邪をひいて熱が出たり、よく学校を休みました。
冬の寒い日。とりあえず、ガッコ休んだんだし、寝てなきゃ。ね。一応。マンガとか、本を読むのが好きだったので、読もうかな~と思っても、んー。手を布団から出してると寒いんです。
んー。体調イマイチなのに、手が冷え冷えって良くないよねー。そ・こ・で。
そうだ、カセットテープで落語を耳で聞いてれば、手は寒くないし、聞いてれば楽しいし、
ナイスアイデア!(自画自賛)を思いついたのでした。笑いはナチュラルキラー細胞を活性化させるというレポートがありますし、今となっては我ながらアッパレ、理にかなった行動と言えるのではないでしょうか。
さておき。
兄(高校で落研所属)が、当時「米朝落語全集」のレコードを⇒カセットテープに全てダビングし、「カセットテープの方を聴くべし。レコードは擦り減るから。」というマメな人でして。私は枕元にラジカセを置き、ひたすらカセットで桂米朝さんの落語を聴いていました。
『犬の目』という落語が面白いんだYo!と同級生に語って聞かせるのですが、小学1~2年生の表現力では如何せん伝わりきらず。「・・・ふーん。」で終わりがっくり。というのが、私がヒトに落語を語った最初の記憶です。
風邪で、平日の昼間に家に居る、という気だるくもどかしい、でもちょっと嬉しいような午後。お布団と落語。ひんやりした和室の空気。桂米朝さんと言えば想い出す、10歳前後の記憶。はそんな感じです。
落語絵本も色々有ります。“そうべえ”シリーズや、桂文我さんの子供向け現代バージョン(CD付)とか。子供に、おとなしく、かつ飽きないで寝ていてもらいたい時、おススメです。渾身の演技で読み聞かせると最高にウケます。渾身の演技で読み聞かせると最高にウケます。親は体力をかなり消耗しますが(^_^;)それくらいの渾身!がオススメです。
旧blog・2015/04/04 より一部改定