立てば芍薬(シャクヤク)
2023-05-15
2023-05-17
芍薬が咲いていました! すいません、過去形です。。。だいたい5月初旬頃。
当院に来られた方が、帰られる際によく見える場所に植わっているので
「あら、この花は?」
「芍薬です♪」
と答えたら、「あ~、漢方の!」 That’s right!
根っこが漢方薬「白芍薬」として使われるのですが、
「寒性」–熱を冷ます系
「補血滋陰」–血と陰を補う(主に肝血と肝陰)
とされています。
根っこをみてみたい・・・と思ったのですが、来年も咲いて欲しいので、引っこ抜くのはやめました。
筋肉とかケイレンして、急な寝違いみたいになった、お腹がひきつるように痛い、急な腰痛、肩こり、胃痙攣etc.ひきつり、疼痛、ケイレン症状に使われる、「芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)」は鎮痙、鎮痛薬として有名です。
最近よくこむら返りが起こるんですよぅ。と訴えると、この「芍薬甘草湯」を処方される内科さんも多いようです。
立てば芍薬・・・と言いますが、雨の日などは花の大きさの割に茎がとても細いせいか(それはそれで美しいフォルムなのですが)だら~~ん、と横になってしまっていたので「ほれ、しっかりしろ!立てよ芍薬!」と支柱で支えてみました。
花弁は、日が高くなるにつけ大きく開いてゆくのですが、午後になると、これでもか、と開き切り、その姿にはまったく美しさを感じません…
この開き切ってだらりん、とした花弁が、日没と共にまたしぼむところが面白いのですが。
かくして、花弁がつぼみ状態に戻った状態を早朝に撮った写真がこちら。
控えめに開いている感じがイイネ、と思うのです。全開!より。
旧blog・2016/05/28 より一部改定
2023年も5月初GW前に咲き始めていました。桜は1週間以上早かったけれど、芍薬は平年並でした。